歯周病は、歯と歯肉の間にある「ポケット」というすきまに住んでいるばい菌や、
ばい菌がつくった毒素が歯肉に炎症を起こさせます。
この炎症が進んでくると、「ポケット」の中に膿がたまり、歯ぐきをおすと膿が出るようになります。
さらに進むと、歯を支えている骨にまで炎症が進み、ついには骨がとけて歯が抜けてしまいます。
歯周病はふつうそれほど強い痛みを伴わず、最初は歯ブラシの時に血がついてくる程度です。
その後も非常にゆっくり進行するので放っておきがちですが、悪化したときには急に歯が
グラついたり、痛くなったりする症状が現れます。「ポケット」の中は通常の歯ブラシでは
磨ききれないため、定期的なチェックとクリーニングが歯周病の一番の予防につながるのです。
むし歯も細菌によっておこる病気です。
特に乳歯やはえたばかりの永久歯は、むし歯になってもかなり進行するまで痛がらないことが多く、
その上進行も早いので、小さなむし歯を見逃さないように、定期的にチェックしましょう。
ちいさなむし歯は、白いプラスチック材料や金属をつめるだけですみますが、
歯の神経までおかされてしまうと、神経を取ってかぶせなければなりません。
歯の外形はできあがって生えてきます。でも歯の表面をおおっている「エナメル質」は
未熟な状態で生えてきます。その後も唾液中のカルシウムやフッ素などをとりこんで、
数年がかりで成熟していきます。子どもの頃にフッ素との出会いがあったり、予防指導が
なされることで、むし歯の発生を予防できるのです。
生後6ヶ月頃にはじめて乳歯が生えて、2才半くらいに乳歯が全て生えそろって、
6才頃にはじめての永久歯が顔を出して・・ 永久歯が完成する12才まで、いろいろな
心配ごとがありそうで・・。健康で美しい永久歯列完成のためには、乳歯が健康で
あることが大前提となります。
あれ?歯の数は足りてるの?
歯ぐきが腫れていたり歯がなかなか生えてこなかったり、
歯ならびが心配になったり・・・。
少しでも気になったらご相談ください。
顎の骨の中では、乳歯の下で
永久歯が育っています。
前歯ならともかく、奥歯の1本や2本、抜いてしまっても支障はないし・・と放置している方も
多いと思います。でも上下の歯はきれいに咬み合い、全体としてバランスがとれています。
1本だけ抜けたまま放置しておくと、その両隣りの歯が、歯の無い方向にかたむいてきたり、
咬む相手のいなくなってしまった対合の歯がのびてきたりします。
こうなると、入れ歯やブリッジを入れようとしても、
そのスペースがなくなってしまったり、
矯正や冠をかぶせたりして、本来の位置まで歯を戻してあげて、
咬み合わせのバランスを再構築してからでないと、 入れ歯やブリッジを
入れることができません。
治療にも時間がかかるし、費用の負担も大きくなります。
「咬み合わせ」はとっても大事なことなのです。
入れ歯やブリッジにも多くの種類があり、利点・欠点もそれぞれです。
保険適用外の入れ歯について、くわしくは、スタッフにおたずねください。
歯を白くしたり、セラミックのかぶせものなど保健適用外の治療については、
十分な説明と患者様との十分なコミュニケーションのもとで行わせて頂いております。
詳しくはご相談ください。
歯の治療は1つの口腔内を全体的に診ていくことです。
どんなに良い入れ歯や冠を入れたとしても、
歯周病のコントロールができていなければ、
全てがムダになってしまいます。
当院では、来院してくださった患者様が、
ずっと良いお口の常態を保ち、ピカピカの笑顔で過ごして
頂けることを願って、定期検診システムを取り入れ、
患者様1人1人に合った治療計画をたてさせて頂いております。
どんな小さな心配ごとでも、是非ご相談ください。
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